起源や効果的なシチュエーションは？花言葉について詳しく解説！

1-1．花言葉の起源

花言葉の起源は、17世紀ごろのオスマン帝国のセラムという風習にあるといわれています。セラムは花や果物などの小物に対して、なんらかの意味を含めて贈るものです。

この後ヨーロッパに伝えられ、花になんらかの意味を伝えるという花言葉が誕生しました。19世紀ごろには、ヨーロッパで花言葉を集めたものが出版され、一般大衆にも知れ渡りました。日本には19世紀末ごろにヨーロッパから伝えられ、日本の風土に合わせて花言葉が親しまれています。

1-2．花言葉はどのようにして決まったのか？

花言葉が決定した過程はさまざまで、一意に決まらないものが多いです。もともとの花の特徴・イメージや神話・伝説から伝えられたもの、言葉の意味が似ているものなどに基づいて決められています。

花に対するイメージは国によって異なるので、同じ花言葉でも地域や国によって違います。日本と他国とでは、花言葉が異なることがあるので注意してください。とくに外国人に対して花を贈る際には、気をつけた方がよいでしょう。

1-3．花言葉の解釈はひとつではないこともある

花言葉が決まっていく過程はいくつもあるので、結果的に花言葉がひとつに決まらないことも多いです。花言葉は現在でも新しいものが作られているので、解釈は複数存在する可能性があります。

図鑑などで花言葉を調べてみたときに、複数の意味や正反対の意味があるのは、花言葉がさまざまな経緯で生まれているからです。したがって、花言葉には複数の意味があるのが当たり前だと認識しておくとよいでしょう。

2-1．プロポーズをするとき

男性が女性にプロポーズをするときに、花を贈ることがあります。女性は特別なシチュエーションを好む傾向があるので、花束を渡すと喜ばれることが多いです。

プロポーズをするときに贈る花は、赤いバラが一般的です。赤いバラの花言葉は情熱的や愛などを表すので、プロポーズに相応しい花といわれています。赤いバラと似たような花言葉をもつ、赤のガーベラもおすすめです。</p >

2-2．日ごろの感謝を伝えるとき

感謝の気持ちを述べるときは、近しい間柄だからこそ恥ずかしさを感じてしまうかもしれません。いつも感謝しているけれども、直接そういう言葉を伝えるのに照れくささを感じる人は多いものです。

自分の心のなかで感謝の気持ちがあったとしても、それは他人に伝わりません。感謝の気持ちは相手に伝えるからこそ意味があります。

日ごろの感謝を伝えるときに花を贈るという手段は、花が好きな人の場合に効果的です。感謝の気持ちを込められる花には、ピンクのバラやガーベラが適しています。また、母に感謝を伝えるときは、赤のカーネーションが一般的です。

2-3．卒業祝いをするとき

学校を卒業する際に、後輩が先輩に対して花を贈ることがあります。卒業する先輩に対して感謝の意を伝えたり、旅立ちを祝ったりするために花を贈ります。節目の行事で花を贈る場合は、縁起のよい花を選択するようにしましょう。

先輩に対して感謝の気持ちを伝える場合は、日ごろの感謝を伝えるのにぴったりなカーネーションがおすすめです。

先輩の旅立ちを祝う場合には、前進や飛躍という花言葉をもつスィートピーがよいでしょう。卒業する先輩の今後の活躍を祈る意味として、最適です。

花言葉のすべてが、ポジティブな言葉とは限りません。なかにはネガティブな花言葉があることに注意しましょう。花全体の花言葉としてはそれほど悪い意味ではないけれども、花の色によってはネガティブな花言葉が含まれることがあります。

たとえばバラ全体の花言葉は、愛や美という意味があります。しかし黄色のバラは嫉妬や不貞というネガティブな意味があるので、プレゼントとして贈るときには相応しくありません。せっかく花をプレゼントとして贈るのであれば、花の色まで含めた花言葉をチェックしておくとよいでしょう。